Constellation Annotator

星景写真に、
星座の線と名前を。星座アノテーター Ver1.0.14

天球儀から星座を選び、写真に写った恒星を数点クリックするだけ。星座線・恒星名・星座境界線・星雲や星団、月や惑星の名前を、写真の位置にぴたりと書き込みます。広角レンズの歪みも写真全体のレンズモデルで補正し、仕上がりは PNG・SVG・PSD・Photoshop スクリプト・PDF で書き出せます。インストール不要、ブラウザだけで動きます。

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アノテーション前の冬の星空と海の写真 ふたご座・オリオン座・おおいぬ座など8星座の星座線・恒星名・星座境界線を書き込んだ写真 BEFOREAFTER
左右にドラッグして比較できます。冬の大三角を中心に8星座をアノテーションした作例。広角レンズの写真でも、写真全体のレンズモデルで星座境界線が隣どうしきちんとつながります。

特長Features

星図ソフトで位置を調べて、画像編集ソフトで一つずつ文字を置く――そんな手間を、星を数点クリックするだけの作業に変えます。

天球儀から星座を選ぶ

回転・拡大・傾きが自在な天球儀。外から見ても地上で見る向きと同じ形で表示し、開いた時は今夜21時ごろ南中する空が正面に。赤線が天の赤道、黄線が黄道です。

拡大できる星図で恒星を選ぶ

星座ごとのウィンドウに、境界で色分けした星図を表示。最大40倍まで拡大でき、周辺の星座の恒星も目印や基準点として使えます。

2点から位置合わせ

写真の星をクリックするとルーペで拡大表示し、明るい星の中心に自動で吸着。2点で相似、3点でアフィン、4点以上で射影変換と、点数に応じて精度が上がります。

広角・魚眼レンズに対応

全星座の基準点からカメラの向き・焦点距離・射影方式・レンズの歪みを推定する「写真全体のモデル」。星座境界線が隣どうし食い違わず、基準点の無い星座も描けます。

星雲・星団・月・惑星も

メシエ天体110個と、二重星団・ヒアデス星団・馬頭星雲・マゼラン雲など代表的なNGC/IC天体を収録。見かけの大きさの円で囲めます。月や惑星、自由な文字も配置できます。

星座ごとに自由なスタイル

星座名・恒星名・星座線・境界線・星雲星団のサイズや色、透明度をバッジごとに設定。日本語、英語、日英併記、日英2行を選べます。重なった名前は自動で反対側へ。

初期設定と設定ファイル

気に入ったスタイルを初期設定として保存し、起動時に自動で読み込めます。作業内容は設定ファイルに保存して、あとから続きを再開できます。

編集できる形式で書き出し

PNGのほか、Illustratorで文字を編集できるSVG、文字レイヤー付きのPSD、Photoshop上で文字とベクター線を作るスクリプト(JSX)、レイヤー付きPDFに対応します。

使い方How to use

基本は「写真を開く → 星座を選ぶ → 星をクリック」の繰り返しです。

  1. 写真を開く

    「画像を開く」で星景写真(JPEG・PNGなど)を選ぶか、写真の領域にドラッグ&ドロップします。写真はホイールで拡大、ドラッグで移動できます。

    写真はブラウザの中だけで処理され、どこにも送信されません。

    星座アノテーターの全体画面。左に天球儀、中央に写真、右に星座ウィンドウ
  2. 天球儀で星座を選ぶ

    左の天球儀をドラッグで回転、ホイールやピンチで拡大し、写っている星座をクリックします。星座名での検索(「オリオン」「Orion」「Ori」など)もできます。

    • Shift+ドラッグ、または2本指のひねりで傾き
    • 「北を上に」で向きを戻す
    • アノテーション中の星座は、天球儀でもそのバッジの色で表示
    オリオン座付近を表示した天球儀
  3. 星図で恒星を選び「写真上をクリック」

    星座ウィンドウの星図で基準にしたい恒星をクリックし、「写真上をクリック」を押します。込み入った場所は星図を拡大(最大40倍)すると選びやすくなります。周辺の星座の恒星も、目印や基準点として使えます。

    • ウィンドウはドラッグで移動、右下の角でサイズ変更
    • 星図の高さも右下の角で変更
    オリオン座のウィンドウ。星図、基準点の一覧、変換方式
    拡大した星図。三つ星付近の恒星名と星雲
  4. 写真上の同じ星をクリック

    ルーペで拡大表示されるので、写真の同じ星をクリックします。「明るい星に吸着」がオンなら、クリックした近くの星の中心へ自動で合わせます。

    • 2点目から星座線が描かれ、3点・4点と増やすほど正確に
    • 基準点ごとのずれ(px)を一覧に表示。「再指定」や削除もここから
    • 基準点や名前は写真上でドラッグして調整できます
    写真上でウェゼンをクリックするモード。ルーペと基準点マーカー
  5. 月・惑星・星雲星団・自由な文字を追加

    左の「惑星・月など」のボタンを押し、写真上の位置をクリックすると名前が入ります。「星雲・星団」ボタンからは、M42 や「すばる」などの名前・番号で天体を探して配置できます。

    星座バッジで位置合わせ済みなら、その星座の星雲・星団は自動で書き込まれます。

    月・太陽・惑星・星雲星団・その他のボタン
  6. バッジで管理して、書き出す

    設定した星座や天体は写真の上にバッジとして並びます。バッジを押すと、基準点の取り消しや再設定、スタイルの変更、アノテーションの解除ができます。仕上がったら「書き出し」から形式を選びます。

    作業内容は「設定を保存」で設定ファイルに残せます。

    書き出しメニュー。PNG、SVG、PSD、JSX、PDF

位置合わせの仕組みAlignment

位置合わせには2つの方法があり、星座ごとのウィンドウの「変換」で選べます。

星座ごとの位置合わせ

その星座の基準点だけで、星座を写真に重ねます。点数に応じて変換方式を自動で選びます。

1点:その星の名前だけ2点:相似変換3点:アフィン変換4点以上:射影変換

標準レンズや望遠の写真、一部だけ写った星座に向いています。基準点が狭い範囲に固まっている時は、遠くで歪まないようアフィン変換を使います。

写真全体のモデル

全バッジの基準点(合計4点以上)から、写真1枚につき1つのレンズモデルを求めます。

  • カメラの向き・焦点距離(35mm換算で表示)
  • 射影方式:通常レンズ/魚眼(等立体角・等距離・立体射影)
  • たる型・糸巻き型の歪み、基準点が多ければ光軸のずれ
  • 最後に基準点へなめらかに合わせる局所補正

すべての星座が同じモデルを使うので、境界線が隣と食い違いません。基準点の無い星座も描けます。

星座ごとの位置合わせで描いた星座境界線。隣の星座どうしで線がずれている 写真全体のモデルで描いた星座境界線。隣の星座と1本につながっている 星座ごと写真全体のモデル
同じ写真・同じ基準点で比較。左(星座ごと)は、広角レンズの歪みが星座ごとに違うため境界線が二重にずれます。右(写真全体のモデル)は1本の網目につながります。
写真全体の位置合わせパネル。基準点13、通常レンズ、35mm換算約22mm、残差0.1px

使い方のコツ

  • 左パネルの「写真全体の位置合わせ」に、基準点の数、推定した射影方式、35mm換算の焦点距離、残差が表示されます。
  • 「全星座バッジの位置合わせをこのモデルにする」で一括で切り替えられます。
  • 「境界線表示がオンの星座をまとめて描く」で、共有する辺を1本にまとめて描きます。太さや色は各バッジのスタイルに従います。
  • 写真の四隅や端に近い星にも基準点を置くと、レンズの歪みの推定が安定し、端まで正確になります。
  • 射影方式はふつう「自動」で構いません。魚眼レンズで合いにくい時だけ手動で選んでください。

表示と設定Style & Settings

スタイルは星座バッジごとに設定でき、ほかのバッジへコピーしたり、初期設定として保存したりできます。

スタイル設定。フォント、表示言語、星座名、恒星名の表記や位置、距離、重なり回避

表示言語

星座名・恒星名・星雲星団名などバッジ内のすべての文字に、次のいずれかを適用します。

アプリに合わせる日本語英語日本語+英語日本語(改行)英語

恒星名

  • 表示する星:星座線の星/4等より明るい星も/固有名のある星も/固有名のある星のみ/指定等級まで/基準点の星のみ
  • 表記:固有名・バイエル符号・両方。位置は右上・右・右下・左上・左・左下の6方向で、星からの距離も指定できます
  • 重なり回避:重なったら暗い星の名前を反対側へ移動。移動先でも重なる時は、まだ移動していない側を移動します

線・境界線・星雲星団

  • 星座線:太さ・色・透明度・星との隙間
  • 星座境界線:太さ・色・透明度・破線
  • 星雲・星団:メシエのみ/NGC・ICも、番号と名称の表記、マーカー(見かけの大きさ・固定・なし)。天体ごとに表示を切り替え
  • 星座名が写真の外に出る時は、自動で写真の内側へ移動

初期設定(プリセット)

ヘッダーの「初期設定」を押すと、星座バッジのスタイルを名前を付けて保存できます。読み込んだ設定名はヘッダーに表示され、以後に作る星座バッジはそのスタイルで始まります。

  • 文字や線のサイズは画像の大きさに対する比率で記録するので、解像度の違う写真にもそのまま使えます
  • 「起動時にこの初期設定を自動で読み込む」で、次回からすぐ適用
  • 「表示中の全バッジにも適用」で、作成済みのバッジもまとめて変更

設定ファイル

「設定を保存」で、基準点・バッジ・スタイル・写真全体のモデルの設定を .annotation.json に保存します。画像を埋め込めば、ファイル1つで写真ごと復元できます。埋め込まない場合は、設定ファイルと元の写真を一緒にドロップすると再開できます。

星座の初期設定ダイアログ

書き出しExport

用途に合わせて5つの形式から選べます。どの形式も元の写真と同じ解像度です。Chrome・Edgeでは、保存ダイアログが元の写真と同じフォルダで開きます。

形式中身向いている用途
PNG写真にアノテーションを焼き込んだ画像そのままWebやSNSに載せる
SVG名前は編集できる文字、線や円は1本ずつのオブジェクト。星座・要素ごとにグループ分け。写真は埋め込み/リンク/なしを選択Illustrator で文字の修正やレイアウトの微調整をする
PSD写真の背景レイヤー+星座ごとのグループ。名前は文字レイヤー(縁取りはレイヤースタイル)、線は要素ごとのレイヤーPhotoshop で手軽にレイヤー付きファイルとして開く
JSXPhotoshop用スクリプト。開いた写真に文字レイヤーとベクターのシェイプレイヤーを作成Photoshop で文字も線もベクターのまま編集したい
PDFベクターのPDF。写真と星座ごとの要素がレイヤーに分かれるAcrobat での確認や印刷の入稿

Photoshop スクリプト(JSX)の使い方

  1. 元の写真を Photoshop で開く
  2. [ファイル]→[スクリプト]→[参照]で書き出した .jsx を選ぶ
  3. レイヤーグループ「星座アノテーター」の中に、星座ごと・要素ごとのレイヤーができる

写真の解像度(ppi)に関係なく、正しいピクセルサイズで作成します。日本語フォントは、書き出し時に選んだものから順に、インストール済みのフォントを探して使います。1回の取り消しで元に戻せます。

PSD・SVG・フォントについて

  • PSDを初めて開くと、Photoshopがテキストレイヤーの更新を確認します。「更新」を選んでください
  • PSDの作成には、インターネット経由でライブラリ(ag-psd)を読み込みます
  • 書き出しメニューで日本語フォントを選べます(ヒラギノ・游・源ノ角ゴシック・Noto・小塚・メイリオ)。「自動」ならMacはヒラギノ、Windowsは游ゴシック
  • Photoshopで「開く」で読み込んだPDFやSVGは画像になります。文字を編集するならPSDかJSXを使ってください

日本語と英語Bilingual

ヘッダー右の切り替えで、画面表示を日本語と英語で切り替えられます。写真に書き込む名前の言語は、画面の言語とは別にバッジごとに指定できます。

恒星名は日本語名のある約270星と英語の固有名約490星を収録。星座名はラテン語名・英語名・日本語名に対応しています。

英語表示にした画面

よくある質問FAQ

写真はどこかに送信されますか?
いいえ。写真の読み込み・位置合わせ・描画・書き出しは、すべてお使いのブラウザの中で処理し、サーバーには送信しません。インターネットから読み込むのは、表示用のフォントと、PSD書き出し時のライブラリだけです。
推奨するブラウザは?
パソコンの Chrome または Edge を推奨します。どちらでも、書き出し時の保存ダイアログが元の写真と同じフォルダで開きます。ほかのブラウザでは、ダウンロードフォルダに保存されます。
基準点は何点必要ですか?
星座線を描くには、その星座で2点から。3点以上にすると精度が上がります。広角レンズの写真では、全バッジ合わせて4点以上で「写真全体のモデル」が使えます。写真の端に近い星を含めると、さらに正確になります。
星座の一部しか写っていない場合は?
写っている星を基準点にすれば位置合わせできます。スタイルの「表示する星」を「固有名のある星のみ」などにし、星座線を非表示にすれば、写っている部分だけに名前が入ります(作例の月とすばるの写真)。周辺の星座の恒星も基準点に使えます。
星座境界線が隣の星座とずれます。
広角レンズでは、レンズの歪みが写真の場所によって違うためです。左パネルの「写真全体の位置合わせ」で「全星座バッジの位置合わせをこのモデルにする」を押し、「境界線表示がオンの星座をまとめて描く」をオンにしてください。
左右が反転した写真(鏡像)でも使えますか?
星座ウィンドウの「鏡像の画像」にチェックを入れてください。写真全体のモデルは、反転していても自動で判別します。
収録データは?
6等級までの恒星約5,000個、88星座の星座線と星座境界線、メシエ天体110個と代表的なNGC/IC天体など41個です。恒星・星座データは d3-celestial(BSDライセンス)を基にしています。

あなたの星景写真に、星座の物語を。

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